開発の契機は末梢静脈注射練習シートの「注トレくん」試用版を初めて展示した医療系展示会でした。
通りかかった中村謙介先生から「大きな血管2本だけでいいからCVキットとしてつくれないか。」とお声かけいただいたのが、開発の始まりでした。
私は内科病棟勤務時に何度もCV穿刺の介助をしていた経験から、リスクの高さや必要性は直ぐに理解できました。
開発には約3年を要しました。
何度も救命救急センターや学会に伺い、水浸しになりながらも検証を重ねました。
慌ただしい緊張感のある医療現場で僅かな時間とスペースの中、研修医の先生方にハイリスクな手技を指導されている厳しい現状を目の当たりにしました。
「注トレくんDR.」には、指導医として人体としてのリアルさと簡便さ、エコーガイド下穿刺へのこだわりや、丁寧に教えたいという熱い思いが込められています。
同じ教育への熱い思いをもたれる井上成亮先生、上腕PICCには神田直樹先生に監修をいただきブラッシュアップできました。
「注トレくんDR.」を用いた研修では、学ばれる先生方は真剣かつ和気藹々とした雰囲気で楽しく手技の習得をされます。
「有意義な研修であった」と大変好評を頂いております。
「先生方が患者様に安心して安全な医療技術の提供ができる!」ことにお役立ていただければ幸いです。
注トレくんDR.公式ホームページ:https://www.chutrakun.com
※こちらから、製品についての詳しい説明やパンフレット、取扱説明書のダウンロードも可能です。
「記」
「注トレくんDR.」販売開始 2020年5月1日(金)
販売価格 30,000円(税抜)
※写真中のエコーは、富士フイルム メディカル(株)製(超音波画像診断装置)「SonoSite」の実際のエコー画像。
※出力の弱いエコーでは、画像が見えにくいことがあります。
(製品企画・販売元)
株式会社ナースあい 代表取締役 多田真寿美